体温が一度下がると免疫力が低下する!

 体が冷えると血液の循環が悪くなり、免疫力の低下を招きます。即ち、疲れやすく、病気になりやすい体になってしまいます。それは体が冷えているからで、代謝の低下を招くだけでなく、さらなる冷えになると言われています。
 日本人の腋下で測る体温は平熱時には大体36.5°Cが平均体温といわれていました。しかし、昨今では35°C台の人が多くなっているようで、また、そのことを自覚している人は少ないということです。
 体が冷えている人は次のようなことに気づいていませんか?
◆涙や鼻水が多い
◆足がむくみやすい
◆舌が腫れ気味である
◆腰やお腹をさわるとつめたい
◆体がほてる
◆トイレが近い など
 冷えによる症状では、アレルギー症状のほか、自律神経失調症症状、動脈硬化、排泄機能の低下などを起こしやすいのです。
 体を温める食べ物には リンゴ、そば, 鮭、赤み肉、味噌、黒豆、海藻、全粒粉のパン、生姜の他、根菜類、チーズなどが挙げられます。体を冷やす食べ物とは精白米、うどん、白いパン、バナナ、パイナップルなどです。
 人が汗をかくのは体内の余分な水分を排泄して、体を温める反応でもあります。体を温めて冬の冷えから体を守りましょう。

<参考文献>
「「体を温める」と病気は必ず治る―クスリをいっさい使わない最善の内臓強化法」三笠書房 石原結實先生著