何歳になっても脳は育てられるとは本当か
いくつからでも脳は育てられるということは、いくつになっても脳を活性化できるということです。脳細胞はその人の一生を通じて新しく生み出されていくということです。
しかし、そのために何をするのかといいますと、常に心を弾ませて体を動かせていれば、脳は活性化していくということなのです。
また、運動によって認知機能は改善すると言われています。ある検査結果では、ウォーキングなどの軽い運動を週に３回１５０分、６ヶ月継続したグループは、全くしていないグループと比べて、認知機能の改善を認めたということです。また、その追跡調査でも有効なことが確認されています。
運動を通して増やした神経細胞のネットワークをどのように使っていくかはその個人、個人の意思によって自由でしょう。手作業を継続している人は認知機能が衰えにくいと言われますが、それは脳のその作業部分が育成されていくことですし、脳の活性化のためには神経細胞の栄養因子を増やし、血流を増加させ、神経細胞のDNAを修復して、脳を活性化することにつながるのでしょう。
脳を育てて、豊かな人生を維持しましょう。
＜参考文献＞
「心の病を治す食事・運動・睡眠の整え方」（翔泳社） 帝京大学医学部附属病院 功刀浩先生著