1日3回の食事を大切に

 一日3回、お食事を召し上がっていますか?
 日頃診察をしていると、心の不調を抱える方で朝食を召し上がらない方が多いのに気が付きます。日常のお食事はとても大事です。栄養のバランスも考えましょう。
 こころの病気の原因には栄養不足だけではなく、栄養の過剰やそのバランスの異常も関係していることも明らかになっています。
 2011年7月から精神疾患は、がん、糖尿病、脳卒中、心臓病と共に国民の五大疾患の一つに位置づけられており、五大疾患のなかでも一番多いということです。精神疾患の中で、うつ病には栄養素的問題との関連が指摘されてきていて、適切な栄養を摂り、睡眠や運動などの生活習慣に留意することで、このストレス社会でうつ病の予防が可能になると思われます。

<参考文献>
「こころに効く栄養学」功刀浩著 帝京大学医学部精神神経科学講座教授