脳の働きが食べ物で変わる?

2022年3月29日

 脳の働きは食べるものによって変わると言われています。
 一番大切な働きをするのが脂質です。
 脳にとって大切なものがオメガ脂肪酸という脂質です。不飽和脂肪酸の中に一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸があり、後者は体内では合成されない必須脂肪酸です。そのため、食事から摂取する必要がありますが、必須脂肪酸の中にはオメガ3系脂肪酸(DHA/EPA)、オメガ6系脂肪酸(ARA)があり、DHA(ドコサヘキサエン酸)はマグロの脂身やサバなどに多く含まれ、EPA(エイコサペンタエン酸)はイワシ、サバなどに含まれる脂質です。ARA(アラキドン酸)卵や豚レバー等に多く含まれています。そのため、上記の3つの脂肪酸をバランスよく摂取するのがよいと言われています。
 そこで、毎日の献立も大切になりますが、例えば、お鍋料理では魚肉の他に鶏肉(つみれなど)、卵などを入れるとよい方法のようです。他に、充分野菜などをしっかり加えることで一挙両得に脳の働きを助けていくでしょう。

<参考文献>
「心の病を治す食事・運動・睡眠の整え方」(翔泳社)帝京大学医学部附属病院 功刀浩先生著