血管の老化が全身の老化と深い関係があります!

 血管をしなやかに保つとは血管年齢が若いことです。それでは、どうすれば血管年齢の老化を防ぐことができるのでしょうか?血管は心臓から送り出された血液を全身に巡らせていますが、すべての血管の長さはなんと10万キロメートルにもなり、地球を二周りするほどの長さです。
 血管は3層から成っており、その3層とは内層の内皮細胞、中層の中膜、外層の外膜です。
 老化により血管が硬くなると言われる理由が2つあります。血管自体はそれほど硬くなっていなくても血管の上昇によって血管に圧力がかかったり、ストレスや喫煙で血管が縮んだ状態になったりすると、一時的に血管が硬くなります。一方、老化や食事なども含めた生活習慣によっても血管硬化が見られます。さらに付け加えると、血管をしなやかに保っているのは、女性では性ホルモンの働きによると言われていますが、閉経後は女性ホルモンの減少によって血管が硬くなりやすいようです。
 しかし、この状態であっても、生活習慣の食事や運動などで血管の若さは取り戻せるものなのです。血管硬化を防ぐために、毎日の食事と運動が大切なのです。

毎日の食事で気をつけるポイント
 抗酸化成分が摂れる食事を意識しましょう。色とりどりの野菜、オリーブオイル、赤ワインなどポリフェノールが大事です。
運動におけるオススメ
 約20分ほどのウォーキングがオススメです。歩幅を広めにとって歩きましょう。
地中海式食事のすすめ
 血管老化予防に、地中海式食事と言われるものがオススメです。
 BDNF(脳由来神経栄養因子)に注目して摂取することになりますが、詳しくは地中海式食事の項目をご参照下さい。

 ポリフェノールはオリーブオイルに多く含まれていますが、善玉コレステロールを増やして余分なコレステロールを回収したり、血管の老化予防に役立つ、抗酸化力の維持に役立つなどの役目があり、若々しい血管を維持することに役立つでしょう。