運動器不安定症とは?

 運動器障害のうち、特に歩行、移動能力の低下した状態を運動器不安定症候群といいますが、下肢の筋力低下や立位バランスの低下した状態を表現するものにあたり、日本整形外科学会がロコモーティブシンドロームと名付けています。
 このような状態の場合、それを防ぐことは可能と言われています。

1)開眼片足起立をする
  目を開けて片脚を地面から5cm上げ起立。左右2回ずつ60秒継続する
2)ダイナミックフラミンゴ療法(DF療法)
  片脚起立を1分間を両脚で行う(一日3回)

この運動は53分間の歩行時の大腿骨骨頭の負荷と同等と言われており、これによって、
  A)下肢筋力の増強
  B)股関節周囲の骨強度増加
を期待できます。さらに、膝伸ばし体操を合わせると転倒を防ぐ効果も予測され、オススメの運動です。